阪神は1日、佐藤蓮投手に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。

 上武大から2020年ドラフト3位で阪神に入団。

昨年9月30日・DeNA戦(甲子園)でプロ初登板を果たし、1イニングを無失点だった。しかし、在籍5年間で1軍登板はこの日だけ。今年7月には「右肘関節鏡下関節鼠(ねずみ)摘出術」を受けた。「今年はケガもあって全然、投げることができなかった。前半戦は思うような結果も出せなかったので、覚悟していた部分はあったという感じですね」と振り返った。

 2020年は“神ドラフト”と呼ばれ、佐藤輝や伊藤将、村上や石井ら同期の多くが1軍の舞台で活躍する中、悔しい日々を過ごしてきた。それでも「もう肘も治って元気ですし、まだまだ続けたいと思っています」と現役続行の意向だ。「同級生や同期は特に思い入れが強い。特別な思いはありますし、みんなのことを僕は大好きなので、一緒にやれないのは寂しい」と率直な思いも言葉にした。

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