広島は1日、上本崇司内野手(35)ら8人に来季契約を結ばないと通告した。すでに来季構想外が判明していた田中広輔内野手(36)、松山竜平外野手(40)は他球団で現役続行を目指す一方、上本は今季限りでの現役引退を表明した。

 12年ドラフト3位の上本は、13年間で規定打席到達は一度もないものの、ユーティリティーとしてチームを支えた。今季は出場20試合に終わった。「正直、体もボロボロ。ちょっと肩の荷が下りたというか、もう頑張らなくていいんだという気持ちの方が強い」と、悔いはない。引退後は未定。唯一の心残りとして「ありきたりだけど、現役も一緒にやった新井監督を優勝させてあげたかった」と語り、指揮官への感謝を示した。

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