ソフトバンクから来季の戦力構想外を通告された又吉克樹投手が1日、福岡・筑後市のファーム施設を訪れ、チーム関係者にあいさつした。中日から移籍して4年。

「本当にいい経験をさせていただいた」と感謝すると、現役続行への強い気持ちも「まだいけると感じている。可能性がある限り、追いかけたいです」と語った。

 歴代6位の173ホールドを記録している右腕は「200ホールドも達成したい。返り咲けるように、もしチャンスを頂けるのなら、体が壊れても、そのチームに貢献したい。いつか、ここ(戦力外)が通過点だと思えるように」と激白。NPBでの復帰が理想だが「一本に絞ると、チャンスもなくなってしまう。NPBがベストですけど、いろんな場所でスキルを上げられたら」と、あらゆる可能性を残した。

 また、ソフトバンクでは、1軍の全日程が終了する前の戦力外通告と発表は異例だ。その分、新天地を探す時間が増えるため「本当に感謝しています」と頭を下げた。4年間を過ごした福岡のファンの温かい声援にも感激。「居酒屋でご飯を食べていたら、ファンの人が何人も『頑張ってください』と声をかけてくれました」と数日前の出来事を明かし「そんな環境でやらせてもらえて、本当に良かったです」と実感した。

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