宝富士が引退会見「マツコ富士といわれた」　断髪式も「来てもらいたい」…愛された角界のマツコ・デラックス
引退会見を開いた宝富士（中央）は家族と師匠の伊勢ヶ浜親方と笑顔で写真撮影に応じた（カメラ山田　豊） 画像（1枚）

　大相撲の元関脇で東十両１２枚目の宝富士（伊勢ケ浜）の現役引退会見が２日、東京・両国国技館で行われた。約１６年半の力士人生で一度も休場しなかった男が引退を決めた。

通算連続出場１３９８回は史上６位、幕内連続出場９９０回は同７位を誇る男は「やりきった。心残りは秋場所を全力で相撲をとれなかったことくらい」と晴れやかな表情だった。思い出の一番には大関時代の稀勢の里を撃破した取組を挙げた。

　２０代の頃からタレントのマツコ・デラックスと似ていると話題になった。「テレビ番組で共演したこともあるし、注目もされ、応援してもらっていいことしかなかった。マツコ富士と呼んでもらったこともありがたい」と振り返った。年寄「桐山」襲名を披露する断髪式が今後行われるが、マツコ・デラックスさんにハサミをいれてもらいたいか問われ「相手の都合もあるけれど、来てもらいたい」と熱望した。

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