バレーボールSVリーグの開幕へ向けてのオープニングカンファレンスが2日、都内で行われ、東レアローズ静岡からは代表選手として、アウトサイドヒッターの藤中優斗(29)が登壇。25日にこのはなアリーナで迎える東京グレートベアーズとの開幕戦に向けて「ワクワクしています。
藤中は昨年4月にジェイテクトSTINGS愛知を退団して6月に新加入。中心選手として期待されながらも、昨年末に膝を負傷し、長期離脱を余儀なくされた。SVリーグ初年度の昨季は10チーム中8位。シーズン終了後は「悔しい1年」の全てを見直したという。
「チームとしては何で勝負するのかが明確ではなかった。個人としては求められていることに対して力を発揮できなかった」と分析。夏の練習ではその克服に念頭をおいて注力して来た。
この日は馬渡拓巳(22)と牧大晃(21)の若手アウトサイドヒッター2人の新加入が発表された。「大ベテランではないけれど、伝えられることは伝えていきたい」と話す藤中は「若い選手が多いのでフレッシュさを最大限発揮するはつらつさを見てほしい」と新チームをアピール。目標については「いきなり優勝と言っても説得力はない。まずは(クォーターファイナルに進める)6位以内に入って優勝争いに絡んでいきたい」と意気込んだ。
(甲斐 毅彦)