日本ラグビー協会は2日、秋のテストマッチシリーズに向け宮崎と大分・別府で行われる日本代表合宿の参加選手を発表した。この日都内で会見したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「5試合、強豪と戦えることは日本代表にとってエキサイティングな時間になる」と腕をまくった。

 今スコッドにおいて「ロックの層を厚くしたいということで、追加した」と指揮官。オーストラリア出身で、今季日本代表資格を得た208センチのロック、ハリー・ホッキングス(東京SG)らが名を連ねた。準優勝したパシフィック・ネーションズカップで主将を務めた同ワーナー・ディアンズ(BL東京)との2メーター超えの“ツインタワー”も期待される。ジョーンズHCは「ワーナーと似た選手。いい高さがあり空中戦も強く、アタック力もある。彼が入ることで層も厚くなる」と期待を寄せた。

 25日には東京・国立競技場で行われる「リポビタンDチャレンジカップ2025」のオーストラリア戦を迎える。現在行われている南半球4か国によるチャンピオンシップでは、世界ランク1位の南アフリカを破るなど好調のワラビーズ。HCは「全ての局面で競りたい」と勝利をにらむ。欧州に渡ってからは南アフリカ、アイルランドなど上位国との対戦も待つ。ジョーンズHCは「攻めの姿勢でいくことによって必然的に結果はついてくる。ボールインプレーの35分間、全ての1分1秒で競ることがこの5試合では大事」と語った。

編集部おすすめ