大相撲秋場所で右膝を負傷して途中休場した大関・琴桜(佐渡ケ嶽)の現状について、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)が2日、両国国技館で取材に応じた。

 琴桜は秋場所14日目の9月27日、「右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷により全治3週間の見込み」との診断書を提出して休場した。

佐渡ケ嶽によると、同29日に磁気共鳴画像(MRI)検査やCT検査を受け、「断裂部分はなかった」という。組織の修復を図るPRP注射などで治療を行い、「内出血も早く引いた。だいぶ歩けるようになってきて、歩き方も普通に近い。いい感じで治ってきている」と経過も良好だと説明した。

 今後は4日の貴景勝引退湊川襲名披露大相撲、5日の妙義龍引退振分襲名披露大相撲は土俵入りのみを行う予定。15日に初日を迎えるロンドン公演について、同親方は「そこは悩んでいる」と検討中とした。

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