卓球 ◇WTT中国スマッシュ 第8日(2日、中国・北京)

 男子シングルス3回戦を行い、世界ランク24位の18歳・松島輝空(そら、木下グループ)が同6位の梁靖崑(りゅう・せいこん)=中国=をゲームカウント3―2(11―4、9―11、11―8、8―11、11―8)の死闘の末に破って8強入りを決めた。

 1月の全日本選手権を初制覇したホープ。

第1ゲーム(G)はサーブからの展開で攻め抜き、主導権を握った。中陣に下がったラリーでも力負けせず、第1Gを先取。1―1の第3Gでもサーブ3球目を思い切って左腕を振り抜くフォアドライブだ。2―2の最終Gではラリーの中で左右にコースを打ち分け、8―8からサーブ3球目に強打。絶叫が響く。3連続得点で勝利をつかむと、勝利の味をかみ締めるように、床上で後転して両手で顔を覆った。

 20年の全日本選手権王者で世界ランク33位の宇田幸矢(協和キリン)も快進撃だ。24歳の有望株は昨夏のパリ五輪男子シングルスと同団体で2つの銀メダルを獲得した同5位のT・モーレゴード(スウェーデン)をゲームカウント3―1(11―9、11―6、7―11、11―3)で破る金星。日本勢では松島とともに8強入りした。

 3日の準々決勝で、宇田は世界ランク2位の林詩棟(りん・しとう)と対戦する。松島は4日に世界ランク1位の王楚欽(おう・そきん)に挑む。

編集部おすすめ