◆プロバスケットボール男子 りそなBリーグ 第1節 A東京―宇都宮(3日、東京・トヨタアリーナ東京)

 Bリーグ10季目の開幕を前に、島田慎二チェアマンが会場のトヨタアリーナ東京で取材に応じた。開幕を直前に控え、「来シーズンからB革新は始まるが、シンボリックな変化があるわけではない。

毎年、少しずつ進化を続けてきた。大事なことは常に前年超えしていくこと。去年の入場者数や事業規模を超えつつ、代表強化にも貢献していかないといけない。そこも含めて、強度の高いシーズンにしていきたい」と思いを語った。

 今季開幕戦の舞台は、この日開業を迎えた新アリーナ。「10年の節目で、東京にこれだけのアリーナができたことは大きい」と感慨深く話した。楕円(だえん)型のアリーナとなっており、全ての席からバスケットコートが見えやすい設計となっている。国内アリーナでは初の2層リボンビジョンを設置し、上層は実寸の自動車も映し出すことのできる、国内最大級の高さ2メートルを誇る。名古屋にもIGアリーナが開業したばかり。「代表戦誘致をするときに、どんどん使っていくことも考えている。Bリーグ的にも、代表的にもこのアリーナは存在感を発揮していく」と期待を寄せた。

 2012年に千葉ジェッツふなばし代表取締役社長に就任。

Bリーグの前身である日本プロバスケットボールリーグ時代からバスケ界を見守ってきた。「(プロリーグが)2リーグあって、一緒になることがあり得ない時代からスタートしている。Bリーグができたことも画期的だった」と10年前を振り返った。ジェットコースターのような15年とこれまでのバスケ界を表した。「B革新に向けていい流れを作って、地に足をつけて年々しっかり成長を遂げていける次の10年にしていきたい」と今後に向けて話した。

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