ドジャース大谷翔平投手(31)が3日(日本時間4日)、4日(同5日)に行われる地区シリーズ第1戦となる敵地・フィリーズ戦の先発に向け、全体練習前にフィラデルフィアの敵地・シチズンズバンクパークで会見に出席した。

 当初はWCS第3戦の先発が見込まれていた大谷だが、2連勝で突破したことでDS第1戦の先発に決定。

ポストシーズンで登板するのは自身初となる。DSでも第5戦までもつれた場合は中6日で再び登板する可能性が高く、「投手・大谷」がキーマンとなりそうだ。この日の会見の一問一答は以下の通り。

―投手としてPS初登板

「すごい楽しみにしてます」

―このような環境には慣れていると思うが

「もちろん緊張することもあるとは思いますけど、シーズンこれまでたってきて、また明日プレーできるということにまず喜びを感じてますし、健康な状態で明日またプレーできる状態を迎えられればまた、それが自分にとって幸せなことだなと思います」

―フィリーズ戦

「シーズンを最後まで使ってしっかりリハビリの過程を終了してきたというのはそれ自体が素晴らしいことでしたし、素晴らしいチームを相手に僕らはワイルドカードを勝ち上がってきた立場なので、挑戦する気持ちを持って素晴らしいチーム相手に自分たちの野球をしっかりできれば十分勝機はあるんじゃないかなと思ってます」

―リリーフ起用について

「バッティングでもそうですけど、行けと言われたら何回も言ってきましたけど行ける準備をしっかりしたいなと思ってますし、先発に関してはその日の体調によりけりになると思いますけど、あらかじめ決まったスケジュールでどこで行くのかなという予想が大体できるので。しっかり体調を合わせて行けと言われたところで、イニングもそうですけど、5回投げ切って、6回投げ切ってというのも次も行ってほしいというのであればベストを尽くすのが仕事かなと思います」

―フィラデルフィアの印象

「野球に対して熱量が高いですし、球場の盛り上がりというのは他の球場に比べても素晴らしい熱量があるなと。あとはチーズステーキがすごくおいしいクラブハウスだなと毎回思ってます」

―最近もフィリーズと対戦したが

「それはお互いにいいこともあれば悪いこともあると、その時対戦する度に学んでいくんじゃないかなとは思うので、お互いに前回の対戦を通して自分をどう攻めるか、相手をどう攻めるかというところを勉強して明日の試合に臨むんじゃないかなと思います」

―アドレナリンの出るPSは球速も上がる

「どうなんですかね。試合になった方が球速が上がるタイプの投手もいますし、あんまり変わらないというタイプの投手もいると思いますけど。僕はどちらかというと試合の方が球速が上がるタイプではあるので。あとは全体のバランスがやっぱりどうしても大事にはなってくると思うので。興奮することは悪いことではないですし、それをしっかりと制御して試合をつくっていくことが大事かなと思います」

―リハビリのゴールの1つが明日のマウンド

「さっきも言いましたけど、明日どういう状態で迎えられるかというのは確定はしてないですけど、今のところシーズンも健康な状態で終えて、リハビリもしっかりとした準備、段階を経て明日を迎えられそうだという、こういう状態にまず感謝したいですし、マウンドに上がった時にまたそういうふうに感じるんじゃないかなと思うので、こういうところで、こういう舞台で、またフィリーズという素晴らしい相手に投げられることにまず感謝したいなと思ってます」

―レギュラーシーズン最後の休みは

「特に後悔はないですかね。チーム全体のボリュームとして、また自分のボリュームとして最後に休みを挟んだ方がいいのではないかなと、ポストシーズンに向けて。という判断ではあると思うので、特に後悔はないかなと思ってます」

―対シュワバー

「素晴らしい打者なので、しっかりとしたポイントを突ければいいんじゃないかなとは思ってますし、前回対戦した時とはまたラインアップが変わっていると思うので、またそこもケアしながら、全体としてどういうふうに抑えていくかというのを第一優先にして考えたいなと思ってます」

―朗希の登板をどう見たか

「本当に心強いとみんなが思ってると思いますし、ブルペンもブルペンで新しいメンバーが入ってきて、活気づいている状態じゃないかなとは思うので。

シーズン中に関してはロスにあんまり朗希がいなかったので、基本的にリハビリでアリゾナに行ったり、他のマイナーリーグの試合に出たりっていう感じではあったので。こういう大事な舞台を前にまた健康な状態で戻ってきてくれたっていうのはチームとしてすごく大きいことだなと思ってます」

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