石破茂首相の後任を選ぶ自民党総裁選が4日、都内で投開票され、高市早苗前経済安全保障担当相が第29代総裁に選出された。自民党初の女性総裁。

決選投票で本命視されていた小泉進次郎農相を破る大逆転勝利。15日召集予定の臨時国会で、日本初の女性首相が誕生する公算が大きい。

 高市新総裁はこの日午後6時から東京・永田町の自民党本部で会見。

 首相就任後の靖国神社参拝について問われると「靖国神社というのは戦没者慰霊の中心的な施設であり、平和のお社(やしろ)でございます。どのように慰霊をするのか、どのように平和をお祈りするのか、こういったことについては適時適切に判断をさせていただきます」と答えた。

 「絶対にこれは外交問題にされるべきことではない。お互いに祖国のために命を落とした方に敬意を払い合える国際関係をつくるためには私は一生懸命、努力をして参りたいと思っています」と続けた。

 高市氏は昨年9月の総裁選では総裁選出後も参拝を行うことを明言。今回の総裁選の出馬表明会見では「まだ総裁選に立候補した段階」とし、明言を避けていた。

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