◆秋季高校野球静岡県大会▽決勝 聖隷クリストファー3―1掛川西(4日・草薙球場)
決勝で聖隷クリストファーが掛川西を3―1で下し、9年ぶり2度目の栄冠に輝いた。来秋ドラフト候補の最速147キロ左腕・高部陸(2年)が1失点完投で13奪三振をマーク。
聖隷の鉄腕・高部が一気にギアを上げた。1点リードの3回。1死一塁から2番打者に同点二塁打を浴びた。勝ち越しは許したくない場面で、3番、4番を連続三振に仕留めると直後に味方打線が勝ち越し。その後は流れを渡さなかった。9回5安打1失点。118球を投げ、毎回の13奪三振。チームを3季連続優勝に導いた。「自分が主戦で投げての3連覇。自信につながります」と喜んだ。
リベンジを果たした。
上村敏正監督(68)は「今日は投げなくてもいいと言ったんですが。投げたいと。そういうヤツじゃないとね。なかなかそういう子は今の時代にいないですよ」と連続快投を披露したエースに目を細めた。
県大会優勝で聖隷は東海大会出場12チーム中、各県1位の4チームに与えられるシード枠を獲得。