俳優・妻夫木聡が主演のTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(日曜・午後9時)最終回が14日に放送され、そのワンシーンが話題になっている。(以下、ネタバレがあります。

ご注意ください)

 最終回になり突然登場した椎名(沢村一樹)が所有する芦毛のビッグホープは、耕造(佐藤浩市)に椎名が繁殖牝馬・ライトニングネオと耕造所有の種牡馬ロイヤルホープの種付を依頼して産まれた芦毛馬だった。有馬記念でビッグホープは大きく出遅れ最後方からのスタートとなる。最後の直線で、ロイヤルファミリーが一度は先頭に立ったが、ビッグホープが大外から迫ると2頭並んでゴールし、写真判定の末ビッグホープが勝利。ロイヤルファミリーは2着に敗れた。

 ビッグホープの驚きのレース運びに、ネット上では「レースは違えど出遅れ芦毛の馬はゴールドシップそっくりだったけどドラマは勝ち切った!ゴールドシップだったら120億紙くずになってたな!」「ロイヤルファミリーの有馬で中山の直線は短いぞ!からの芦毛の馬来てゴルシか?!って錯覚したわ(笑)」「ビッグホープ、芦毛が一番後ろから差して来るってゴルシでしょw」「気性難の父親、出遅れ、日高の馬 芦毛って、、、アイツやないか!!笑」と、G1・6勝を挙げた芦毛の人気馬・ゴールドシップを思い浮かべるファンの声が多く挙がった。

 “白い怪物”と呼ばれたゴールドシップは12年の皐月賞では3コーナー最後方から馬場の荒れたインコースを突く大胆なレース運びで2馬身半差の圧勝。同年の菊花賞では常識破りの超ロングスパートで勝利。同年の有馬記念でも最後方追走から、直線で大外から豪快に突き抜けて古馬を撃破。3度目の挑戦となった15年の天皇賞・春で後方からねじ伏せるような差し切りでG1・6勝目を挙げるなど、後方から一気に先頭に立つ爆発力がありつつも、続く3連覇を狙った宝塚記念では出遅れが響いて15着と大敗するなど、時にはもろさを見せる“気まぐれ”なレース運びや個性で日本競馬を盛り上げた。

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