◆第70回大阪杯・G1(4月5日、阪神競馬場・芝2000メートル)

 復権へここは負けられない。昨年の日本ダービー馬クロワデュノール(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)が万全の態勢で年長馬斬りに挑む。

昨年末は有馬記念出走も視野に入っていたが、回避して照準をここに定めた。斉藤崇調教師は「いつもより戻ってきたときの感じはすごく良かった。今年に備えてゆっくり待てたのも良かったと思う」とうなずく。5日に栗東に帰厩し、入念に乗り込みを重ねてきた。

 良化度は右肩上がりだ。栗東・CWコースでの1週前追い切りは、団野(レースは北村友)が騎乗し、ポートデラメール(4歳2勝クラス)、アランカール(3歳オープン)を最後方から追走。直線で内から並びかけ、抜群の手応えで2頭を圧倒した。時計は6ハロン82秒3―11秒1。「休んでいたなりの重たさはあったけど、やるごとに解消。動きに関しては今日(25日)の段階でも十分かな」とトレーナーは確かな手応えを示した。

 凱旋門賞遠征(14着)から短期間での調整となった前走のジャパンC。国内では初めて年長馬を相手に戦った。

カラ馬の影響や、早めに動かざるを得ない展開でスムーズとは言いがたいレース。それでも4着と大きく負けなかったのは間違いなく地力の高さだ。「一番苦しい展開になってしまった。そのなかでもよく頑張っている。力は見せてくれたかな」と振り返る。

 デビューから無傷3連勝でホープフルSを制覇。皐月賞は向こう正面で押し込められる不利にも泣き2着に敗れたが、ダービーを勝ち切って世代の頂点に君臨した。仕切り直しの一戦に向け「この馬のレースができれば十分チャンスがあるというか、むしろもう1回、一番強いところを見せないといけないとは思ってるので」と指揮官。世代を超えた最強の座をつかむべく、ここから再出発する。

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