映像作家・門脇康平監督が手掛けたオリジナル長編アニメ映画「我々は宇宙人」(2026年公開予定)が5月の第79回カンヌ国際映画祭の監督週間部門に正式出品されることが14日、発表された。併せて、坂東龍汰岡山天音のダブル主演も決まった。

 今作はわずか4人の映画レーベル「NOTHING NEW」が製作。過去にYOASOBIの「優しい彗星(すいせい)」などを手がけた門脇氏が企画・脚本・監替を務めた。長編アニメーションは初挑戦で、写実的で未体験の圧倒的な映像表現と美しさにとどまらない緻密な世界観が特徴。アニメファンのみならず世界中から注目を集めている。

 門脇監督はカンヌ出品について「世界中の方々に作品をご覧いだだく機会を大変光栄に思います」とコメント。「誰もが知っている普遍的な喜びや悲しみ、痛みといった感情を描いた。世界の皆様にどのように受け止めていただけるのか楽しみにですし、多くの方の心に届く作品になると信じています」と作品に込めた思いを語った。

 音楽には、藤井風や米津玄師などの楽曲をプロデュースした音楽家・Yaffle(ヤッフル)が参加。人間性を表現したサウンドでセンセーショナルな映画体験を生み出す。Yaffleは作品について「圧倒的に美しいアニメーションという箱に、若き情熱たちが詰めた死ぬまで忘れられないようなストーリーが入っている」と絶賛し、「醜さも含めた人間の美しさを音楽として一緒に詰めました」と語っている。

 本作は2人の少年の出会いを軸に、日常のわずかな歪みがやがて大きな違和感へと変わっていく青春ミステリー。平成の田舎町の風景の中で、二人の関係性と世界の輪郭がゆっくりと揺らぎ始め、「宇宙人」というタイトルが持つ意味が少しずつ現れていく作品となっている。

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