ミュージシャンの小沢健二が20日、父で筑波大学名誉教授の小澤俊夫さんが4月に亡くなったことを報告した。96歳だった。
小沢は自身のSNSで「父を知っていらした多くの方にお伝えしたく、この場をお借りするのですが、筑波大学名誉教授・小澤昔ばなし研究所長である父・小澤俊夫が4月18日、この世を発ちました。96歳でした」と長文で発表。
「3月22日に学習院大学で最終講義をした後、気持ちは元気なまま身体が弱ってゆき、母に『ご飯食べた?』と訊(たず)ねたのが最後の言葉でした」と明かした。
「父は2年前に他界した弟・小澤征爾ととても仲が良かったので、あちらで一緒に歌ったりするだろうと思います」と征爾さんに触れ、「父に良くしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。母も兄も僕も家族みんな、父にしっかりお別れをして、気持ちはすっきりしています。お別れの日程はお世話になった皆様に、昔ばなし研究所からメール等で順次お知らせしています」とつづった。
【以下、発表全文】
父を知っていらした多くの方にお伝えしたく、この場をお借りするのですが、筑波大学名誉教授・小澤昔ばなし研究所長である父・小澤俊夫が4月18日、この世を発ちました。96歳でした。3月2日に学習院大学で最終講義をした後、気持ちは元気なまま身体が弱ってゆき、母に「ご飯食べた?」と訊ねたのが最後の言葉でした。
近年の父は「もうそんなに生きねえだろ」などと揚々と言い放ちつつ、「仕事しなきゃ」と最後まで研究に熱心でした。昔の学生さんや同僚の皆さんに支えられた最終講義を終えて、静かに天に召されたのは幸せだったはずです。
父に良くしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。母も兄も僕も家族みんな、父にしっかりお別れをして、気持ちはすっきりしています。
お別れの日程はお世話になった皆様に、昔ばなし研究所からメール等で順次お知らせしています。
僕のリスナーの方は今週末がツアーの初日なのをご存知と思いますが、心配ご無用です。父は大往生でしたし、きちんとお別れができました。一つ問題は、今回のツアー用の新曲『いつか僕は』の冒頭の歌詞が(書こうと思って書いたわけではないのですが)父の話で、その部分が声にならないかもしれません。聞き取れないと悔しいので、その部分だけ記しておきます。
もしかしたら、ちょうどいいお別れの詞なのかもしれません。
いつか僕は光る湖のほとり
まだ若かった父に聞いたことがあった
いつか僕が大人になる頃には
戦争とかはなくなっているのかな?と
2026年4月20日
小沢健二
(戸籍では「澤」なのですが、小学校くらいから使ってないのです。結構な漢字なのと、母が小沢表記で、なんとなくチームに分かれていて…笑)

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