日本スケート連盟は22日、都内で2025―26シーズンの優秀選手表彰祝賀会を開催。ミラノ・コルティナ五輪(2月)のフィギュアスケートペアで金メダルを獲得した三浦璃来、木原龍一(木下グループ)組が、年間最優秀に相当するJOC杯(日本オリンピック委員会)を2年連続で受賞した。

また、東京運動記者クラブ・スケート分科会が選出する「スケーター・オブ・ザ・イヤー」にも選出。3度目の受賞は、羽生結弦さん(14、16、18年)に並ぶ最多となった。

 三浦は「素敵な賞を頂くことができました。本当に、ありがとうございました」、木原は「本日このような賞をいただくことができ、本当に心からうれしく思います。改めてたくさんの方々に支えていただき、今自分たちがこの場にいれるということを感じました。本当にありがとうございました」とコメントした。

 三浦、木原組は「りくりゅう」として臨んだ2度目の五輪で、団体からショートプログラム(SP)、フリーに出場。日本の2大会連続銀メダル獲得に貢献した。個人では、SP5位と出遅れながらフリー「グラディエーター」で、6・90点差を巻き返し。五輪史上最大の逆転劇で、頂点に立った。列島は「りくりゅう」フィーバーに沸き、所属の木下グループからはそれぞれ2000万円の報奨金が贈られるなど、注目を集めた。今月、大阪と東京で行われたアイスショー「スターズ・オン・アイス」のがい旋公演は、追加公演が発表されるほどだった。

 五輪後、共に進退を明らかにしていなかった「りくりゅう」だが、17日にそろって現役引退を表明。SNS上で「競技人生には区切りをつけますが、私たちはやり切ったという気持ちでいっぱいで、悔いはありません」とコメントした。当日は天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会に出席し、晴れ姿を披露。木原は「陛下に、今の気持ちを正直にお話しさせていただきたいという思いがあった」と、胸中を語っていた。

 今後は引退会見が開かれる見込みで、25日には東京・日本橋での五輪応援感謝パレードに出席。5月にはアイスショー「ブルーム・オン・アイス」(1・2日、兵庫・尼崎スポーツの森)に出演予定で、兵庫県出身の三浦にとっては地元がい旋公演となる。かねて2人での指導者への道を志していた「りくりゅう」。3度目の勲章を手に、新たな道へ進む。

 ◆三浦 璃来(みうら・りく)2001年12月17日、兵庫県生まれ。24歳。大阪・向陽台高から中京大卒。スケートは5歳から。

15―16年シーズンからペアに転向し、市橋翔哉と組み、19年8月に木原龍一と新ペアを結成。幼少期に空手経験があり、得意技は回し蹴り。趣味はアニメ観賞。146センチ。

 ◆木原 龍一(きはら・りゅういち)1992年8月22日、愛知県生まれ。33歳。中京大卒。4歳からスケートを始め、シングルで2011年世界ジュニア男子代表。13―14年シーズンからペア転向。五輪は高橋成美と組んで14年ソチ、須崎海羽と18年平昌、三浦璃来と22年北京、26年ミラノ・コルティナに出場。趣味は野球、サッカー。174センチ。

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