OSK日本歌劇団のトップスター・翼和希と娘役トップスター・千咲えみが24日、都内で行われた「レビュー 春のおどり」(30日~5月5日、新橋演舞場)の取材会に登場した。

 2人のデビューは、2013年に73年に東京で行われた「春のおどり」だった。

それから約13年の月日を経て、OSKのトップコンビとして帰ってくる。翼は初舞台時について「目の前の舞台に努めることで精いっぱいだった」と回想。「立場も変わり、こうして舞台に立たせていただくのは感慨深い。立場が変わってもOSKの魅力を届けたい、歌劇文化を知っていただきたいと常々思っていたので、OSKを愛していただける劇団にすることが私たちの使命」と力を込めると、千咲も「翼と一緒に劇団の代表として出させていただくことのありがたさを感じる」とかみ締めた。

 今回は和物ミュージカル「たまきはる命の雫」とレビュー「Silenphony」の2本立て。「たまきはる―」はシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の世界を古代ヤマトに映し、いにしえより続く愛の物語。一方のレビューは、インド映画のような演出もあるという。翼は「ヒゲを付ける夢が14年越しにかなった」と笑顔。京都公演でも好評で「人を笑顔にする仕事って素敵。笑いを取りに行くときは、大まじめにやらないとしらけてしまうので、隙なくできたら」とプロフェッショナルな姿勢を貫いた。

 1926年に誕生したOSKの春の風物詩「春のおどり」は、今年で100周年を迎える。翼は「100周年ってすごいこと。

時代も変化していきますし、なくなる可能性があった中で守り続けたのは、並々ならぬお力添えやご尽力があってこそ。歴史を共有できる機会をいただいたと思う」と語り、千咲も「100年前の作品を上演できていることが光栄。令和の時代にピッタリな『春のおどり』になっているので、新しいものとして見たいただけたら」とアピールした。

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