俳優の佐々木蔵之介が25日、京都の太秦映画村で主演映画「幕末ヒポクラテスたち」(緒方明監督、5月8日公開)のトークイベントに参加した。

 旧来の漢方医と西洋医学を学んだ蘭方医が混在した幕末を舞台に、村医者である蘭方医・大倉太吉(佐々木)の奮闘を描く。

京都の医大生たちを描いた青春群像劇「ヒポクラテスたち」(1980年)で知られる大森一樹監督(2022年死去、享年70)の最後の企画作で“遺志”が結実した格好だ。地元・京都で、京都弁を使っての撮影となった佐々木は「標準語で喋るときは、若干ちょっと翻訳ものになるっていいますかね。京都弁は感情が出るので、間合いとかは面白いですね。楽しかったです」と撮影を振り返った。

 幼少期から映画村へ遊びに通っており、学生時代は東映撮影所のスタッフの自主映画にも参加していた。「めちゃくちゃ時代劇を撮りやすい場所で、改めてそれを感じた映画で、僕は本当に今、最高潮に幸せな瞬間でございます」と、太秦映画村がリニューアルオープンして初めての映画イベントということもあり笑顔を浮かべた。

 京都撮影所に来るときはびびったという本音も明かした。「衣装を着せてもらうのにこれでいいのかとか。本当に最初は怖かったんです」とポツリ。それでも丁寧に教えてくれるスタッフらのおかげで撮影を乗り越え、「時代劇って所作とかそこさえやれば、ものすごく自由に芝居ができるんですよね。現代劇よりもっと自由。うねった感情も出せる」と時代劇ならではの良さをアピールした。

 最後に「僕たちは映画を次につないでいくバトンを担わせていただいた。これからも京都で作る時代劇を応援していただければと思います」とアピールした。

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