人気グループ・THE RAMPAGEの浦川翔平(28)のマルチな活躍ぶりに拍車がかかっている。6月には兼任する5人組ユニットMA55IVE(マッシブ)の日本武道館公演が決定し、来月にはメンバーの一員となっているEXILE B HAPPYのイベントを控えている。

翔平は「武道館はアーティストとしての登竜門なので光栄」と笑顔を見せ、B HAPPYについては「子供にも分かるラップを披露したい」とも。多くの兼任を務めるのはチーム貢献への思いがあるからだが、その心境に至るまでには徹底した意識改革があった。

 ランペのLIKIYA、神谷健太、山本彰吾、浦川、鈴木昂秀で結成されたMA55IVEが、6月10日にアーティストの聖地に立つ。

 「武道館はアーティストにとっての登竜門で、認められた人しか立てないステージなので光栄です。でもシンプルに自分らが認められたとは思ってなくて、いろんな人の力を借りて新たな段階に入ったと捉えています。今回の公演は“ユニオン・プロジェクト”の一環で、昨年にリリースしたアルバム『EMPIRE CODE』に参加していただいたAK―69さん始めDOBERMAN INFINITYさんやクリスタル・ケイさんらとご一緒できる。それが楽しみです」

 ―ユニット名はどうやって決めたのか。

 「ランペのアルバムに『THE RIOT』というのがあって、その時の候補名の一つが『MASSIVE』でした。その言葉にヒップホップの濃いイメージを感じて、みんなで『なんかよくね』となって頂きました。メンバーが5人なので“S”部分を“5”にしたら見栄えもいいということで成立した感じです」

 5月5、6日(立川ステージガーデン)にはEXILE B HAPPYのイベントが控えている。同ユニットは23年に「ダンスと音楽で子どもたちの夢を応援する」というコンセプトの下で結成され、浦川も当初から参加している。

 「自分も子供の頃にEXILEさんから夢をもらっている分、それを循環させなきゃいけないと思って入らせていただきました。

もともと子供好きで、公園にいると子供たちが寄ってきて、そこでアクロバットをしたりしていました。今回のイベントではDJもパフォーマー的なこともやります。あと自分の思いを込めたラップを披露したいと思っています。子供たちに向けて『分かりやすい愛を探そう、見つけよう』みたいなリリックを心がけて、〽何気ない日々に転がる愛―とかいう感じで、ちょっと韻を踏みながら書いています。僕らのパフォーマンスを見て、お子さんたちがアーティストに限らず、何か夢を持って進むきっかけになればと思います」

 小1からダンスを始め、中2の時にGENERATIONSのサポートメンバーに選ばれた。14年にEXILEのパフォーマー・バトル・オーディションで落選するも、ランペの候補生として“復活”することに。

 「落ちた時に『俺、これからどうするんだろう』と放心状態でいたら、落選者からなる新たなグループが結成されるとなりました。(候補生が)16人の大所帯でしたが、武者修行しながら脱落者が出て、最終的には10人未満になると思っていました。だから『どうやって目立ってやろう』という気持ちしかなかったです」

 周囲を顧みず“自分ファースト”の言動を取り続けてきたが、ある出来事がきっかけで改心することになる。

 「今振り返ると、人をナメまくっていました。団体行動は得意じゃなくて、そのまま社会に出しちゃいけないような人間だったと思います。コミュニケーション能力もなく、突発的に人を見下して『俺の方が上だ』というタイプだったんで…。

だから(審査中の)合宿から帰されたと思います。帰されている時、両親から『グループに戻れなくても、翔君は翔君だから大丈夫』と言われました。その時に『このままでは絶対にダメだ』と火が付きました。グループに戻ることを考えて、そのためには言葉づかいや人との関わり方を変えなきゃいけないと痛感しました」

 2回目の武者修行では、グループ貢献を一番に考える人間になっていた。

 「『俺が1番になってやる』というマインドから、『何かで貢献できる人になりたい』という考え方になっていました。自分でもびっくりするぐらい人格が変わってて…。ジェネの方には昔は俺、『エイリアン』と呼ばれてましたが、デビュー後に『人間になったね』と言われましたから(笑)」

 デビュー後もTikTok担当としてチーム貢献を果たしている。

 「当時はコロナ禍で、2年ぐらい毎日投稿しました。その期間はメンバーの誕生日を祝ったりとかネタ探し含め映像の撮影やら編集、投稿の宣伝まで全部自分でやっていました。コロナ禍が終わって『フォロワー100万人』という目標も到達したのでやめさせていただきました(笑)」

 グループ愛を持ちながら、自身のスキルアップのために努力を欠かさない姿に感服。見た目と違い、挫折を味わった男の強さを感じる。(ペン・国分 敦)

◆「ハイブリッドじゃなきゃ勝ち残れない」

 ボーイズグループ全盛の今、思うこともある。

 「今はわんさかいろんなグループがデビューしていますよね。この10年で信じられないぐらいレベルアップしています。以前とは違って環境的にもすごく恵まれている部分もあるけど、スキルが全然違っている。それにみんなマイクを持っているから、従来のボーカル&パフォーマーという感じじゃなくなっているし、パフォーマーもいろいろやらなきゃいけない時期かも。ハイブリッドじゃなきゃ勝ち残れない時代になってきてますね。それを考えると、自分は子供の頃から人がやっていないことにいろいろ手をつけて良かったと思っています。そういう意味では“親カン”。親に感謝しています(笑)」

 ◆浦川 翔平(うらかわ・しょうへい)1997年5月23日、長崎県出身。28歳。小1からダンスを始め、小4でEXPG福岡校へ入所。2011年にGENERATIONSのサポートメンバーに選ばれる。14年にパフォーマー・バトル・オーディションに挑戦するも落選し、RAMPAGEの候補生になり、17年にメジャーデビュー。

20年にランペのメンバー5人とMA55IVEを結成。23年に「フィーダシュタント」でミュージカルに挑戦。19年から長崎市観光大使を務めている。168センチ、血液型A。

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