女優の戸田恵子が1日、兵庫・西宮市の兵庫県立芸術文化センターで、4度目の上演となる一人舞台「虹のかけら~もうひとりのジュディ」をPR。24年6月に米ニューヨークのカーネギー・ホール公演を経てパワーアップしたステージに「自分が一番楽しみでしょうがない。

『円熟味が増したね』とも言っていただきたいし、『さらに若々しくなったね』とも言っていただきたい」と、期待に胸を膨らませた。

 米女優のジュディ・ガーランドを、専属代役兼付き人のジュディ・シルバーマンの目を通して描いた作品。2017年に戸田の還暦記念公演として三谷幸喜氏が構成・演出を担当した。しかし台本の完成が遅れに遅れ、届いたのは翌18年5月の「初日の6日前」とのことで「必死の形相」で4日間の公演を乗り切ったという。「消化不良だったのでもう一度やりたい」と19年に再演。その公演をカーネギー・ホール関係者が観劇した縁で、24年の国内3演目に前後して、憧れのステージに立つことができた。

 昨年2月、米ロサンゼルスの「ハリウッド・フォーエバー墓地」を訪れ、ガーランドを墓参したが、今年2月にも墓参したという。「ジュディも『この人、2回も来たわ』とビックリしてると思います。『ツアーをやるのでよろしくお願いします』と言いました。どんどん縁が深まったなという気持ちです」と振り返った。

 04年に初演された、ミヤコ喋々の生涯を演じた「なにわバタフライ」も三谷氏が手がけた一人舞台。だが「一人舞台が好きなわけでは決してないんです。

全然一人ではやりたくないんです、ホントは。みんなと会話して芝居するのが好きで女優をやってますので」と、苦笑いで打ち明けた。それでも「来年古希を迎える私が、ほぼ10年前に作っていただいた作品を4回もやれる喜び。体力勝負の一人舞台で、向き合う作品が自分の胸の中に入っていることはありがたい」と“ライフワーク”ともいえる作品へと意気込んでいた。

 兵庫県立芸術文化センターでは7月24~26日に上演。チケット一般発売日は5月2日。同所を含め14都府県を巡るツアーが6~8月に実施される。

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