映画の山田洋次監督(94)が1日、東京・池袋の新文芸坐で「男はつらいよ 柴又慕情」(1972年)上映後にトークイベントを行った。

 「ゴールデンウィーク」という言葉は、観客動員を増やすために映画業界で生まれた。

そんな流れもあり、新文芸坐ではこの日から「名作発掘! 昭和100年、いま観たい映画~新文芸坐編~」と題した特集上映がスタート。初日に「―柴又慕情」が上映され、山田監督がゲスト登壇した。

 同作はシリーズ9作目でマドンナが吉永小百合。「愚かしい寅さんの失恋相手には日本一の美女がいいと思い続けていた。小百合さんが衣装合わせで初めて大船撮影所に来たとき、撮影所全体が興奮していた。撮影中は渥美さんもふだんに増して張り切ったんじゃないかな」と回想した。

 質問コーナーでは熱心な「寅さん」のファンから「『女はつらいよ』をつくってほしい。吉本所属の紅しょうが・熊元プロレスさん(主演で)ぜひ」と質問でなく、リクエストが。うなずきながら、聞き入っていた山田監督は「残念ながら、僕はその人を知らないけれど。おもしろい役者なの? 名前を覚えておきます」とまじめに返していた。

◇今回、文芸坐で特集上映される10作品 【東宝】過去「浮雲」「ゴジラ」【松竹】「男はつらいよ 柴又慕情」「幸福の黄色いハンカチ」【角川】「大怪獣ガメラ」「君よ憤怒の河を渉れ」【東映】「飢餓海峡」「新幹線大爆破」【日活】「神々の深き欲望」「月曜日のユカ」

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