第79回カンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞したモデルで女優の岡本多緒とベルギー出身女優のヴィルジニー・エフィラが27日、都内で映画「急に具合が悪くなる」(濱口竜介監督、6月19日公開)のジャパンプレミアに登場した。

 岡本は日本での公開を迎え、「本当に思いを込めて撮影してきた。

日本でプレミア上映できるということで、すごくうれしいです。(キャスト陣と)こうやってこの場に立っていることが感慨深いです」とあいさつした。

 イベントには原作者のひとりである磯野真穂さんが登場。「私と(もうひとりの原作者)宮野(真生子さん)がみたいと心から願っていた景色を見せてくれた」と感謝すると、岡本とエフィラは涙。岡本は「原作を読んだときからこの魂をどう込めようと思っていたので、そういってもらえることが全てだなと。本当に頑張って良かった」と喜びに浸った。

 ◆「急に具合が悪くなる」 がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と人類学者が交わした20通の往復書簡集が原作。パリ郊外で介護施設「自由の庭」を運営するフランス人女性・マリー=ルー(エフィラ)と末期がんの日本人舞台演出家・真理(岡本)による心の交流を繊細に紡いだ物語。同じ名前の響きを持つ2人が出会い、人生の最期をどう過ごすか。偶然から始まる交流と、その関係の変化を描く。

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