将棋の八大タイトルを分け合う藤井聡太六冠=竜王、名人、王位、棋聖、棋王、王将=、伊藤匠二冠=叡王、王座=が13日、東京・渋谷区の将棋会館で行われた「将棋フェス2026」の「スペシャル対局」に出席し、ダブル解説した。

 2人は解説をしながら、対局者とペアで作戦会議もする特別ルールで対局が進行。

師匠の杉本昌隆八段とペアを組んだ藤井は「師匠と一緒にペアを組むむことが意外となかった。作戦会議が1回あるけど、師匠からそのタイミングを委ねると言ってもらったので、力を尽くせるように頑張りたい」と気合は十分。「解説者は中立を求められるけど、今日はそうじゃない。直接対局者の耳に解説が届くので、師匠が優位になるように進めていければ」と意気込んだ。

 伊藤は兄弟子・斎藤明日斗六段とのペア。「主に藤井竜王・名人の解説の聞き手を担当させていただこうと思っているので、藤井竜王・名人の作戦タイムをうまく妨害しつつ頑張りたいと思う」といたずらっぽく笑った。

 対局中には藤井が「師匠、早くも正念場ですね」、「後手は厳しそうですね」、「あれ、違う。予想しない手が出てきましたね」など毒舌解説を連発。場内からは笑いが絶えず、対局した斎藤からは「2人の解説が面白すぎて、集中できていない」とクレームが入るほどだった。

 藤井は「伊藤さんにそそのかされて作戦タイムを」と自ら挙手。杉本は「もっと早く使ってくれたら」とぼやき、藤井に良い指し手を求めたが「どうしましょう。いや…。

正直ちょっと苦しい展開な気が」と苦笑いを浮かべていた。

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