◆報知新聞社後援 第75回全日本大学野球選手権記念大会 ▽決勝 関大2―1慶大(14日・神宮)

 慶大(東京六大学)が関大(関西学生)に敗れ、21年以来5年ぶり5度目の優勝を逃した。5投手の継投で関大打線を2点に封じたが、打線は関大のプロ注目左腕・米沢友翔(4年=金沢)に5回までわずか2安打で無得点。

8回に1点を返したが、わずかに優勝には届かなかった。

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 慶大が目指した大学4冠の夢がついえた。1点を追う9回に無死一、二塁の好機を作る粘りを見せたが、無得点で頂点には届かなかった。主将の今津慶介内野手(4年=旭川東)は、「関西大学の野球に一つ力が及ばなかった。好投手を最後まで打ち崩せなかったことが敗因」と受け止めた。

 仲間の分まで勝ちたかった。今大会、今春リーグ戦の終盤に左手親指を骨折した4番・中塚遥翔(3年=智弁和歌山)の「2」のユニホームが、慶大ベンチに掲げられた。中塚は「一緒に戦ってくれて、うれしい気持ちでいっぱい。みんなで自分を神宮球場に連れて行ってくれている感じがする」と感謝し、スタンドで声を張り上げたが頂点には届かなかった。今津は「彼のバットでここまで勝たせてもらっていた。彼のためにも優勝して、メダルを渡したかったが非常に悔しい」と唇をかんだ。

 4冠こそならなかったが、今秋リーグ戦と明治神宮大会が残っている。

「秋は必ずリーグ戦をまず優勝して、六大学の強さを全国の舞台で証明したい」。届かなかった1点の理由を追求して、もう一度、日本一に挑む。(小島 和之)

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