◆米大リーグ ブルージェイズ1−3ヤンキース(13日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズの岡本和真外野手が2回に左翼へ15号先制ソロを放ち、今季4度目の2試合連続本塁打を記録するなど、3打数1安打1打点1得点1三振1四球。打率は2割3分1厘となった。

岡本は、元巨人・松井秀喜氏(現ヤンキースGM付き特別アドバイザー)が新人イヤーの2003年に放った16本塁打に”王手”。71試合目で15本塁打は、右打者での日本人最多となる25年のカブス鈴木誠也外野手の32本を上回る34本ペースだ。試合は1−1で迎えた9回、防御率0・49の鉄壁抑え・バーランドが、ゴールドシュミットに勝ち越し2ランを浴びた。

 メジャーの醍醐味「力と力の激突」を制した。相手先発シュリトラーは直球、シンカー、カッターが全体の91%と変化球をほぼ投げない直球系型右腕。前日5階席に14号を放り込んだ岡本が打席に入ると、地元テレビの実況中継は「パワーVSパワー」と紹介した。

 岡本は5月の初対戦で3打席無安打2三振。この日も第1打席は、内角高めシンカーで空振り三振を喫し、「振っちゃったなという感じ」だったが、同じテツは踏まない。第2打席。2ストライク後の3球目、見送ればボールとなる内角高め、球速98マイル(158キロ)のシンカーを今度はきっちりと捉えた。「あそこを打とうとは思っていなくて。たまたま打てたんですけど、追い込まれていたので、何とかラインに飛ばそうと思っていました」と、反応した当たりは、打球速度102・4マイル(165キロ)、飛距離352フィート(107メートル)の低い弾道となって、左翼ポール際に一直線。

チケット完売4万2364人を集めた本拠地は熱狂の渦となった。

 前夜は、打球角度35度の5階席へのムーンショットで魅せ、一夜明ければ、左翼328フィート(100メートル)に立つ14フィート4インチ(4・4メートル)の壁をギリギリ越える打球角度21度のミサイル弾。多彩なアーチを描きながら量産モードに入った岡本は「入ると思わなかった。入ってくれて良かったです」と振り返った。

 今季71試合目で、15号。巨人の大先輩、松井氏の1年目16本塁打に、早々と王手を掛けたが、「特にそこについては何も意識はしていないです。試合に出ている以上は何とか貢献しようと思ってやっているので。(シーズンが)終わってみてどうか、というとここ。毎日毎日、自分にできることを積み重ねっていきたいなと思います」と、謙虚に足元を見つめた。

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