◆日本生命セ・パ交流戦 2026 西武4―1広島(11日・ベルーナドーム)

 かつてのライバル校の応援歌に、後押しされた。1点を追いかける4回1死二、三塁。

ターノックの投じた6球目だった。西武・小島大河捕手(22)が高めのナックルカーブを捉えた打球は三塁手・坂倉のグラブをはじき、左前2点適時打となり逆転に成功した。

 この日、ベルーナDには伝統を誇る早大の応援部が来場し、“特別応援イベント”を開催。偶数回に応援を演奏して、左翼席上段から初の交流戦Vに向けて食らいついているナインを鼓舞していた。

 ドラフト1位ルーキーの小島は、早大出身ではなく、東京六大学でしのぎをけずってきた明大OB。神宮球場で聞き慣れてきた応援曲が本拠地に響き渡り、新鮮なパワーをもらった。これが6月は初めての打点。一塁上で右手を突き上げた後、一瞬、応援団の方を向いた。「結構やられたので、去年までは紺碧の空を聞くのがイヤだったんですけど。今日は本当に力になりました」と、ライバル校のメロディーに笑った。

 チームは今季2度目の3連戦3連勝を含む5連勝で貯金を16に。交流戦首位のソフトバンクに1ゲーム差で、初Vの可能性を残した。

「非常にいい雰囲気だと思います。負けていい試合は無いので毎日全力で全員で頑張っていきたいなと思います」と小島。西口監督は「取られた後にすぐ取り返してね、追い越したってところが今日の勝ちにつながったと思います」と奮闘をたたえた。(岡野 将大)

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