◆サッカー北中米W杯▽1次リーグH組第3戦 カボベルデ0―0サウジアラビア(26日、ヒューストン競技場)

 初出場のカボベルデ(FIFAランク67位)が、3大会連続7度目出場のサウジアラビア(同61位)と0―0で3試合連続の引き分け。同組のスペインがウルグアイに勝利したため、勝ち点3の2位で突破した。

0勝でのグループ突破は5例目。初出場での決勝トーナメント(T)進出は2010年のスロバキア以来。決勝T1回戦は7月3日(日本時間4日)に「神の子」メッシを擁するアルゼンチンと対戦する。

 序盤はサウジアラビアのペースだったが、前半の飲水タイム明けからカボベルデの流れとなった。後半に入っても長い時間ボールを支配し、相手に多くのチャンスを与えなかった。相手GKの好セーブもあり2試合連続ゴールとはならなかったものの、3戦連続ドローで勝ち点「1」を死守。初出場での1次リーグ突破の快挙を果たした。

 カボベルデは1975年にポルトガルから独立。面積は滋賀県とほぼ同じ約4000平方キロメートル、人口50万人強の大西洋の島国だ。1次リーグ初戦で強豪スペインを相手にGKボジニャが好セーブ連発で完封し、歴史的な勝ち点1を獲得。ウルグアイとの第2戦ではMFのK・ピナがW杯初ゴール。一度は逆転されながらも追いつき、2戦無敗としていた。

 第2戦に続き、この日もボジニャの母がスタンドで試合を見守った。ボジニャはスペイン戦後、母がビザ申請の保証金最大1万5000ドル(約240万円)を用意できず、観戦を断念したことを吐露。試合後に流した涙とともに話題を呼んでいた。力強い応援を背に、ボジニャは相手シュートをセーブ。決勝トーナメント進出に大きく貢献した。

 ◆カボベルデ(初出場) FIFAランク67位。アフリカ選手権の最高成績は8強(2013、23年)。ブビスタ監督(56)。主な選手はDFコスタ(ビリャレアル)、MFモンテイロ(ズウォレ)。アフリカ大陸の西海岸から約620キロ離れた群島国家。首都プライア。人口は約60万人。

面積は約4000平方キロ(滋賀県程度)。75年までポルトガル領で公用語はポルトガル語。信仰はカトリック。年降水量が極端に少なく、農業生産に適さない。出稼ぎや移住する人が多く、本国の人口よりも海外在住者の方が多い。海外からの送金は、国のGDPの約2割を占める。第2の都市ミンデロは補給港で、日本船のマグロ漁の基地がある。

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