1次リーグ(L)A組3位の韓国が決勝トーナメント(T)進出を逃した。K組で3位のコンゴがウズベキスタンに勝利し、勝ち点を4に伸ばし突破が決定。

出場チーム数の増加により、今大会は各組3位(計12チーム)のうち上位8チームが決勝Tに進出できる中、韓国は9番手に転落。2大会ぶりの敗退が正式に決まった。

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 韓国は決して悪くないスタートを切った。初戦のチェコ戦は相手の高さを生かしたセットプレーから先制点を許すも、2点を返して逆転。劇的な展開で初戦から勝ち点3を手にし、このまま勢いに乗るかと思われた。

 歯車が狂ったのが開催国メキシコとの第2戦。中米の雄に接戦を繰り広げたが、後半5分に悲劇が起きた。FC東京所属のGK金承奎(キム・スンギュ)がハイボールを処理した後に、会場の大歓声で声がかき消されたのか、MF李期奕(イ・ギヒョク)と激突。ボールが前にこぼれ、そのこぼれ球を押し込まれた。試合後に地元メディアから「致命的失点」と酷評されたこのゴールが決勝点となり、勝てばA組1位での決勝T進出が決まった試合に敗れた。

 敗れたとはいえ、依然として優位な状況だったはずだが、イレブンには落胆の色が強かった。そのまま気持ちを切り替えられず、引き分けでも突破が決まる第3戦では格下の南アフリカに完封負け。

エースのFW孫興民(ソン・フンミン)も3試合全てで不発に終わった。南アフリカは初の決勝T進出を目の前で決め、韓国にとっては屈辱の瞬間となった。第3戦を終えた時点で勝ち点3、得失点差は-1。出場チーム数の増加により、今大会は各組3位(計12チーム)のうち上位8チームが決勝Tに進出でき、A組で3位となった韓国は他の組の結果を待つことになった。

 他の組に命運を委ねることになったが、現実は厳しかった。勝ち点4以上を残す3位のチームが続々と生まれ、各組3位による決勝T争いで順位が徐々に後退。大会第16日(日本時間27日)を終えた時点で、決勝T進出ラインぎりぎりの8番手となり、絶体絶命の状況となっていた。

 一縷(いちる)の望みをかけて、残り3組(J、K、L組)の第3戦を迎えたが、コンゴの結果によって正式に9番手以下が確定。奇跡の決勝T進出は幻に終わった。韓国のメディアが「蜂蜜組」とも称していた組で結果を残せず、志半ばで北中米の地を去ることになった。

◆各組3位の順位(K組第3戦終了時)

 位 チーム   勝点 得失差

〈1〉コンゴ     4 +1

〈2〉スウェーデン  4  0

〈3〉ガーナ     4  0

〈4〉エクアドル   4  0

〈5〉ボスニアH   4 -1

〈6〉パラグアイ   4 -2

〈7〉セネガル    3 +2

〈8〉イラン     3  0

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〈9〉韓   国  3 -1

〈10〉※アルジェリア3 -2

〈11〉スコットランド3 -3

〈12〉ウルグアイ  2 ー1

※は2試合のみ

 ◆北中米W杯の順位決定方法

 ▽1位&2位 ⑴総勝ち点数、⑵当該チーム間での得失点差、⑶同総得点数、⑷1次L全試合での得失点差、⑸同総得点数、⑹フェアプレーポイント(選手及びチームスタッフ)、⑺最新のFIFAランキングの順に従って決定

 ▽3位通過チーム 全12組の3位チームのうち上位8チームが進出。各組で獲得した勝ち点数を基準にし並んだ場合は、⑴1次リーグでの得失点差、⑵同総得点数、⑶フェアプレーポイント、⑷最新のFIFAランキングの順に従って決まる

 ◆韓国(11大会連続12度目)FIFAランク25位。

自国開催の02年大会で4位が最高。10年と22年に16強。かつて平塚(現・湘南)、柏でプレーした洪明甫(ホン・ミョンボ、57)が14年大会以来2度目の指揮。アジア3次予選はB組で6勝4分けの1位突破。予選成績は11勝5分。首都はソウル。人口は約5100万人。

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