◆サッカー北中米W杯▽1次リーグJ組第3戦 アルゼンチン3―1ヨルダン(27日、ダラス競技場)

 J組で前回覇者・アルゼンチン(FIFAランク1位)のFWリオネル・メッシ(39)が27日(日本時間28日)、W杯7戦連続得点の新記録を達成した。1次リーグ第3戦ヨルダン(同63位)戦で途中出場から直接FKで1得点し、3―1での3連勝に貢献。

自身3戦連続となる6点目で得点ランクトップを快走し、W杯通算も19得点に積み上げ、最多記録を更新した。

 黄金の左足で観客7万649人を熱狂させた。途中出場したメッシは2―1の後半35分、ゴール正面約22メートルのFKを左足で低い弾道の強烈シュート。GKは一歩も動けず、ゴール左隅に突き刺さった。24日に迎えた39歳の誕生日後の初戦で自ら祝砲。跳び上がって右手でガッツポーズし、喜びを爆発させた。

 技ありの一撃だった。相手GKがボールを見えないように立った味方の壁3枚の左下、相手の壁が割れたわずかな空間を射抜き、GKの逆をついた。今大会3戦連発で得点ランクトップ独走の6点目。W杯歴代最多得点を「19」に伸ばし、前回大会から数えて史上初の7戦連続ゴールと記録ラッシュだ。ブラジル、ドイツ(西ドイツ含む)に続くW杯通算50勝にも到達し、スカロニ監督(48)は「毎回、聞かれる度に少し気まずい状況になる。もう、何と答えたらいいか分からない」と笑うしかなかった。

 2戦5得点で迎えたこの第3戦。史上最多の自身6度目の大会に臨んだ背番号10は初めて先発を外れた。指揮官は「今日は90分間でもプレーできた。でも、彼は仲間に出場時間を与え、自分も体力を温存することを選んだ。数字(記録)に固執しないんだ」と明かした。

 メッシは体力十分の後半15分から出場し、約30分間で走行距離は約2・5キロ。ピッチをふらふらと歩いて漂い、ここぞの場面でスプリントやパスで決定機を作る。周囲はメッシを信じてハードワークし、パスを届ける。試合前練習のピッチ入場時は常にメッシが先頭。主将への“信仰”と、メッシの仲間に対する信頼が強い団結を生んでいる。

 チームは先発9人を変更。前半にロセルソ、La・マルティネスに大会初得点が生まれ、3―1で1次Lを3連勝突破した。

次戦は初出場の小国ドリームとして注目を浴びるカボベルデと対決。メッシは「私たちはアルゼンチン。どんな相手にも勝利を目指す」。2大会連続の頂点まで、残り5試合を駆け上がる。

 ◆メッシの7戦連続得点 22年カタール大会決勝T1回戦・オーストラリア戦から継続中。1958年大会のFWフォンテーヌ(フランス)、70年大会のFWジャイルジーニョ(ブラジル)の6戦連続を56年ぶりに塗り替えた。

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