◆サッカー北中米W杯▽決勝トーナメント1回戦 ブラジル2―1日本(29日、ヒューストン競技場)

 初優勝を目指した日本は、優勝5度の王国ブラジルに、後半アディショナルタイム(AT)に決勝点を奪われ、1―2で敗れた。32強での敗退となった。

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 佐野海舟が、世界にその名を知らしめるゴールを決めた。前半29分、センターサークル付近でボールを奪うと、そのままドリブルで前進。相手の寄せが甘いのを確認すると、倒れ込みながら右足を振り抜き、シュートをサイドネットに沈めた。

 このゴールに、会場の9割ほどを埋めたブラジルサポーターは沈黙。日本サポーターの歓声がこだまする中、佐野は逆サイドのベンチから駆けつけた選手たちに囲まれ、歓喜の瞬間を味わった。

 佐野は「結果が全て。このチームは、こんなところで終わるようなチームじゃなかった。本当に悔しい」と逆転負けに肩を落としたが、自身のゴールについては「自分の得意な形で奪って、運んでっていうのは自分が理想としていたところ。そういうプレーで得点を決められたのはよかった」と振り返った。

 英BBCスポーツは、この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(投票制)に佐野を選出した。トランスファーマーケット社算出の「市場価値」で日本人トップの74億円にランク付けされるボランチは、世界を驚かせるゴールで大きなインパクトを残した。29歳で迎えることになる次回の30年W杯は、日本代表の主役級の立場として迎えることになりそうだ。

(岡島 智哉)

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