◆第61回北九州記念・G3(7月5日、小倉競馬場・芝1200メートル)

 サマースプリントシリーズ第2戦の北九州記念・G3は5日、小倉競馬場の芝1200メートルのハンデ戦で行われる。1勝クラスから連勝中のデアヴェローチェは、前走葵Sを快勝。

初タイトルをゲットして勢い十分だ。3歳牝馬は過去5年で2勝含む馬券圏内4度。データも追い風に、古馬を撃破して重賞連勝を狙う。

 近走の勢いに乗り、初の古馬重賞で3連勝だ。デアヴェローチェは全休日明けのこの日、栗東・坂路をリズム良くキャンター。岸本助手は「変わらず順調に来ています。もともと春には桜花賞を目標にするつもりでしたからね」と力を込めた。

 2走前から6ハロン戦にシフト後、2連勝と安定感が出てきた。「競馬は上手やし、センスはピカイチ。いいものは持っているけど、まだ力強さとかその辺が未完成やね」と同助手はポイントを挙げる。

 前走の葵Sは発馬こそひと息だったが、素早くリカバリー。直線は楽に抜け出して、マテラスカイ産駒として初の重賞制覇を飾った。

「前回は(調教で)モサッとしていたけど、今回は馬なりでもスッと反応しています」と、確かな上積みも感じ取る。

 父は国内外のダート短距離路線で重賞2勝、G1級2着3回と活躍したが、「来た時はダートかなと思っていたけど、すごく走りが軽かったからね」と、その期待通りに芝で実績を積み上げている。

 3歳牝馬は過去5年で21年ヨカヨカ(1着)、22年ナムラクレア(3着)、24年ピューロマジック(1着)、25年アブキールベイ(3着)の4頭が馬券圏内と好走した。ヨカヨカこそハンデ51キロだったが、他3頭は本馬と同じ53キロ。「ここで結果を出して、スプリンターズSに行きたい」と岸本助手。ここが試金石の一戦となる。(松ケ下 純平)

 ◆北九州記念の牝馬成績 芝1200メートルのハンデ戦となった06年以降、昨年まで20年連続で馬券圏内。通算11勝(06年コスモフォーチュン、08年スリープレスナイト、10年メリッサ、11年トウカイミステリー、14年リトルゲルダ、15年ベルカント、17年ダイアナヘイロー、19年ダイメイプリンセス、21年ヨカヨカ、22年ボンボヤージ、24年ピューロマジック)と活躍が目立つ。また、11、19年には牝馬で上位3頭を独占している。

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