◆新日本プロレスタイガーマスク 引退記念試合」(7日、後楽園ホール)観衆1490(札止め)

 新日本プロレスは7日、後楽園ホールで「タイガーマスク 引退記念試合」を開催した。

 チケットが全席完売となった大会でタイガーは、2試合の引退試合を行った。

 1試合目はAEWの“ダイナマイト・キッド”トム・ビリントンと対戦。新日本プロレス初参戦となる英国出身のビリントンは、初代タイガーマスクがデビュー戦(1981年4・23蔵前国技館)で対戦したダイナマイト・キッドさんのおい。2019年に15歳で英国でデビュー。以降は欧州、米国、カナダと転戦し、現在はAEWで活躍している。師匠の初代タイガーが幾度も名勝負を展開したキッドさんの系譜を受け継ぐビリントン戦は、時空を超えた戦いで、5分時間切れ引き分けとなった。

 2試合目は、ブラック・タイガーⅣと対戦した。初代虎と激闘を繰り広げたブラック・タイガー。初代(マーク・ロコ)、2代目(エディ・ゲレロ)、3代目(シルバー・キング)など、歴代の“暗闇の虎”が新日本マットで暴れ回り、4代目タイガーも切っても切り離せない因縁の相手として、さまざまなブラック・タイガーとしのぎを削ってきた。

 その中でもっとも火花を散らしたのが4代目ブラック・タイガーだった。09年の4・5両国では、“ベルト・コントラ・マスカラ”と銘打たれたIWGPジュニアヘビー級王座戦でタイガーが勝利。試合後、ブラックはマスクを脱ぎ、ロッキー・ロメロであることを明かした。以降もタイガーは素顔となったロッキーと、幾多の激闘を繰り広げてきた。

4代目タイガーが、4代目ブラックとの宿命の対決は、5分時間切れだったが暗闇の虎がマイクを持ち5分間の延長をアピールしサプライズで5分間の延長マッチとなり、タイガーが必殺のでタイガースープレックスホールドでフォールし現役生活にピリオドを打った。

 引退試合は、藤波辰爾、山崎一夫、獣神サンダー・ライガー、グレート・サスケ、新崎人生、さらに親交がある巨人軍元監督でオーナー付特別顧問の原辰徳氏、横浜DeNA元監督の三浦大輔氏、元格闘家の武尊らが観戦し、試合後の引退セレモニーで花束を贈呈した。

 リング上でゲストを代表し原氏がタイガーへメッセージを送った。

 原氏の言葉は以下の通り。

 「ご指名ですので。原辰徳です。

 今日は隣(東京ドーム)で(巨人軍が)試合をやってますけど、私にとって大事なのは今日のこの試合です。

 タイガーマスク殿、タイガー…幸せだね。長きに渡って本当にご苦労様でした。

 

 私とタイガーが知り合ったのがですね…地方で試合やって公式戦でね。ジャイアンツ、その時負けたと思いますね。

 それで、ホテルのロビーで…えっ!というマスクをかぶって、レッドシューズ(海野レフェリー)と。

あと東スポの記者がいましたね。そこで僕が一緒にご飯を食べようということで。選手のみんなで食べて。それで…プロレスというものが好きだったんですけど、とてもさらに好きになって。

 

 東京ドームの野球ファンも素晴らしいなぁと思いますけど、今日、改めてプロレスファンの素晴らしさというものを…。

 そんな中で30年、長きに渡って戦ったリング上の姿、勇気であったり、強さであったり、そしてタイガーの優しさであったり、それはファンの心の中に永遠に、永遠に残ると思います。

 どうぞ、これから、好きな…少しゆっくりされて、第二の人生というモノを笑顔が多い、そういう一日、一日を送って、プロレス観戦…そして野球観戦もたまにはしましょう。

 本当にご苦労様でした」

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