◆ラグビー▽ネーションズ選手権第2戦 日本―アイルランド(11日、オーストラリア・ニューカッスル)

 世界ランク12位の日本代表は、同3位のアイルランドとネーションズ選手権の第2戦を迎える。過去の対戦成績は1勝12敗で、1勝は日本が史上初めて8強に進んだ2019年W杯日本大会で挙げたもの。

大きな壁に立ち向かうが、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「歴史を作るいい機会になる」と自信をのぞかせた。

 日本は、第1戦のイタリア戦から先発1人を変更。WTB石田吉平(横浜)に代わって、メイン平(BR東京)が11番に入った。司令塔のSOは前戦で初キャップを獲得した、明大4年の伊藤龍之介。伊藤は、代表デビュー戦で堂々のプレーを披露。正確なコンテストキック、エリアを取るキックなどでチームの勝利に貢献した。SH斎藤直人(東京SG)とのハーフ団だが、指揮官は「いかなる場合でもチームがサポートする。(主将)ワーナー、9番の斎藤、15番の松永、13番のディランと周りの選手がサポートしてくれる。伊藤には、自分らしくプレーしてほしい」と期待する。

 対するアイルランドは第1戦、オーストラリア戦を33―31で勝利。前半から打ち合いとなった戦いを、後半37分に逆転して制した。世界ランク8位と、日本にとっては格上のオーストラリアを退けたアイルランドだが、日本戦ではハーフ団を変更する。

世界的名手のSHギブソンパーク、セクストンの後継者とされるSOプレンダーガストはメンバー外。9人の選手を入れ替え、初キャップも4人の布陣となった。第3戦のニュージーランド戦もにらんでの采配ともとれるが、それでも先発15人の総キャップ数は日本が240に対して533。層の厚さと欧州6か国対抗などで鍛え上げた経験値は、日本にとっての脅威で変わらない。

 ジョーンズHCは、アイルランド戦に向け「ディフェンスの質を高めることに重点を置いてきた」と語った。FW陣のフィジカルバトルは必至。相手は敵陣深くでのラインアウト、トライエリア前からのリスタートは決定力にたけ、日本がいかに反則を犯さないか、自陣に入られないかもポイントとなる。W杯オーストラリア大会を翌年に控え「いい試合」ではなく「勝利」を明確に掲げるエディー・ジャパン。昨年は、10●41と完敗を喫した相手に成長を示す戦いとなる。

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