◆米大リーグ ドジャース―Dバックス(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(32)が11日(日本時間12日)、本拠地・Dバックス戦のスタメンに「1番・DH」で名を連ねた。左膝の炎症が続いている影響でギリギリの状態での出場となっているが、2試合連発となる22号が出れば史上2人目の日米通算350本塁打に到達する。

 前日10日(同11日)には衝撃が走った。当初は投手としての登板も予定されていたが、試合開始の約6時間前に球団から「大谷翔平は左膝の炎症が続いているため、今夜の登板を回避する。(前半戦の)残りの試合はDHとして出場予定。今カード終了後には、後半戦を最良の状態で迎えるため、左膝の処置を受ける予定だ。オールスターにも出場しない」と発表された。前半戦が終了する12日(同13日)のうちに膝の水を抜くなどの処置を受け、17日(同18日)の後半戦スタートには間に合う見込みだという。

 “極限状態”のはずだが、試合には“一刀流”で出場。初回に2試合ぶりの21号先頭打者弾を放って周囲の度肝を抜いた。走り方はぎこちなかったが、見逃せば内角のボール球を左中間席に運んだ。「(左膝は)投球の方が負荷がかかるので。打撃は基本的には問題なくできていると思う」と振り返った。19年9月に手術を受けた膝蓋骨(しつがいこつ)に違和感があるといい、心配は尽きないが、鉄人ぶりは健在だった。

 ただ、大谷の登板回避でチームは救援投手でつなぐ「ブルペンデー」を強いられた。7人の継投で大敗を喫したが、ロバーツ監督は「明日は山本が先発するから心強い」とエースに信頼を寄せた。

 名指しで期待された山本由伸投手(27)は前半戦の最後の登板で10勝目がかかる。前回4日(同5日)の本拠地・パドレス戦では7回3安打無失点、メジャー移籍後最多タイの10奪三振の好投で自身2連勝の9勝目を挙げた。2年連続2度目のオールスターに選出されている右腕はこの日の登板によって中2日で上がる必要がある球宴初マウンドからは遠ざかるかもしれないが、いい形で前半戦を締めくくる。

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