◆JERAセ・リーグ 巨人2―10阪神(9日・東京ドーム)

 巨人が先発・則本昂大投手の乱調で大敗した。警戒する4番・佐藤を抑えきれずに5回10安打8失点で降板。

スポーツ報知評論家の高橋由伸氏は続投させた5回について疑問を呈するなど敗因を分析した。

 「何とか5回を投げ切ってほしい」というのは分かるけど、相手は中軸だった。則本のスピード、球の力、制球力含め、この日の精度では厳しかったと思う。裏の攻撃で打順が回ってくるとはいえ、続投するリスクは大きかった。実際、1―6からさらに2点を失い、試合は一方的になった。

 初回から、左打者に対する内角へのコントロールが悪かった。2回、先頭の佐藤に3球連続でインコースに投げたが、悠々と見送られ、四球で歩かせた。胸元への意識を植え付けられず怖さもないから、3回2死一、二塁では外角に3球続け、右中間フェンス直撃の適時二塁打を許した。佐藤の調子が良ければホームランになっていたと思う。

 そして、続投させた5回。無死一塁では、内角直球の厳しいコースを簡単にはじき返された。佐藤とすれば球威を感じてないから、「ストライクゾーンをしっかり打とう」という意識だけだったと思う。

1勝1敗で迎えた大事な3戦目。相手の伊原もそこまで良くは見えなかったし、早め継投に切り替えても良かったのではないか。この試合に限っては、則本の見極めがポイントだったと思う。(高橋 由伸)

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