NHKは14日、2027年度後期(117作目)の連続テレビ小説が「なぎさの進化論」に決まったことを発表した。宮藤官九郎氏が脚本、河合優実が主演を務める2028年度前期(118作目)の「ほんのモキチ」が先行発表され、未発表のままとなっていた。

 同作は、現代の大阪と鹿児島・与論島を舞台にしたオリジナルストーリー。ヒロインは朝ドラ史上初となる「獣医師」で、人付き合いが苦手な主人公の成長と、動物と人とのつながりを描く令和のハートフルコメディーだ。脚本は大ヒットした「おっさんずラブ」を手掛けた徳尾浩司氏が手掛ける。ヒロインはオーディションで決定する。

 主人公の藤代なぎさは、大阪にある大学付属の動物医療センターに就職した研修獣医師。「動物を幸せにしたい!」と奮闘する中、飼い主との交流や命をみとる難しさに向き合う。2年後、大阪での研修を終えたなぎさは、ひょんなことから与論島へ。人よりも牛が多い畜産の島で、ベテラン獣医師とバディを組んで奔走する。

 渡邊悟制作統括は制作にあたり「私は3年前に愛犬をなくしました。その時にお世話になった獣医師の方々との思い出が、この企画のきっかけです」と説明。「厳しい現実をむかえる私たちに、皆さんがかけてくださった言葉の数々が、残された家族の救いになりました。獣医師の仕事は、尊い。

そしてその人生は、ものすごく大変な日々に違いない。いろいろと調べて話を聞いていくと、それはそれはもう、想像を超えるものでした。このドラマで描かれる、獣医師の仕事とそこでの出来事の数々は、きっと今皆さんが想像しているものを超えると思います」とコメントした。

 「『進化』とは、必ずしも強くなることとは限りません。また、強い生き物が優れているというわけでもありません。物語の中で、なぎさは獣医師の仕事に愚直に向き合い、失敗続きの毎日を精いっぱい生きていきます。そんななぎさの姿を通して、なにかを頑張っている人も、なんだか頑張ることがつらい人も、それぞれ希望を感じられる、明るいドラマをお届けします。自分なりの輝きを見つけていく、なぎさの進化をぜひ見守っていただければと思います」と期待を込めた。

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