NHKは14日、2027年度後期(117作目)の連続テレビ小説が「なぎさの進化論」に決まったことを発表した。ヒロインは朝ドラ史上初の「獣医師」。

現代の大阪と鹿児島・与論島を舞台としたオリジナル脚本作品となる。脚本を手がける徳尾浩司氏はどんな人物なのか―。

 徳尾氏は1979年4月2日生まれ、大阪府の出身で慶大理工学部卒。大学卒業後に「劇団とくお組」を結成し、主宰を務め、舞台の作・演出家としても活動。「半沢直樹」「家政夫のミタゾノ」や放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」などを手掛けた八津弘幸氏、現在放送中の朝ドラ「風、薫る」や「八重の桜」などを手掛けた吉澤智子氏らも所属する脚本家の事務所「sacca」に所属する。

 テレビ朝日系「おっさんずラブ」やTBS系「私の家政夫ナギサさん」など日常会話から生まれるコメディーを得意とするが、人気韓流ドラマ「梨泰院クラス」のリメイクで話題となったテレビ朝日系「六本木クラス」や、TBS系「ライオンの隠れ家」のようなヒューマンサスペンスまで幅広いジャンルを手掛ける。最新作は町田啓太主演の日本テレビ系「タツキ先生は甘すぎる」。NHKでは23年に「ミワさんなりすます」や、25年に「シバのおきて~われら犬バカ編集部~」などを手掛けた。

 中でも男性同士の同性愛をコミカルに描いた「おっさんずラブ」は、「2018ユーキャン新語・流行語大賞」ではドラマタイトルがベスト10に選ばれたり「東京ドラマアウォード」で作品賞グランプリ、「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」で最優秀作品賞などを受賞し大きな話題となった。

 徳尾氏は今回の作品に「本作は、現代の大阪と鹿児島・与論島を舞台に、新米の女性獣医師が動物たちの命と向き合い、挫折と克服を繰り返しながらヒトと動物の幸せを追求していく物語です。ヒロインに特定のモデルはいませんが、私がこの半年間、北海道、東京、大阪、鹿児島で多くの獣医師の方々にお会いし、取材させていただいた一つ一つの体験が物語の指針になっています。そしてタイトルの『なぎさの進化論』には、主人公のなぎさが自分のペースで進んだり立ち止まったりしながら、やがて自分らしい生き方を見つけていくという意味合いが込められています」とコメント。

これからオーディションで決まるヒロイン役に「犬や猫、牛などの動物が好きな方、充実した日々を仲間と走り抜けてみたい方、ふるってご応募ください。一緒に未知なる進化の旅に出かけましょう。どうぞよろしくお願いいたします」と期待を込めた。

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