◆北中米W杯▽決勝 スペイン1―0アルゼンチン(19日、ニューヨーク・ニュージャージー競技場)

 アルゼンチンは史上3チーム目の大会連覇を逃した。4大会ぶり2度目の優勝を狙ったスペインに0―1で敗れた。

39歳のFWメッシは不発に終わり、2大会連続の決勝でのゴールを逃した。

 先発したセンターバックが負傷退場するアクシデントが発生し、後半アディショナルタイムにはMFフェルナンデスが2枚目の警告を受け、痛恨の退場処分。90分終了時点でシュートゼロ本に終わるなど圧倒的に攻め込まれながらも、何とか延長戦に持ち込んだ。

 延長戦の30分間を数的不利で戦うことになったアルゼンチン。GKのE・マルティネスの好セーブ連発もあって、延長前半も0―0のまま終えたが、後半開始1分で決勝点を与え、最後に力尽きた。

 イタリア(34、38年)とブラジル(58、62年)に続く史上3チーム目の連覇を目指したが、王様ペレ率いる62年大会のブラジル以来、60年以上達成されていなかった歴史的快挙はならなかった。

 1次リーグを3戦全勝で突破。初戦のアルジェリア戦でメッシがハットトリックをマークすると、メッシは第2戦オーストリア戦でも2ゴール。華々しいスタートダッシュを切った。

 一方で決勝トーナメント進出後は激闘続きだった。1回戦でカボベルデを延長戦の末(3〇2)に下すと、2回戦ではエジプトに2点を先行されたが、終盤に3点を奪う大逆転勝利(3〇2)。準々決勝スイス戦(3〇1)も120分間での勝利だった。

 準決勝イングランド戦では、0―1の後半に猛攻を仕掛け、40分にMFフェルナンデスが値千金の同点ゴールを挙げ、同47分に途中出場のLa・マルティネスが決勝点。アシストはいずれもメッシだった。

 メッシというスーパースターが先頭に立ち、脇を固める面々の地力も際立つチームだった。一体感を伴い、2大会連続の決勝の舞台にたどり着いたが、激闘が続いたことによる疲労の蓄積は顕著なものとなり、決勝ではキレを欠く動きが続いた。

 試合終了の笛が鳴るとメッシは、ぼう然。チームメート、スペイン代表の選手たちと健闘をたたえ合ったあとは、ピッチに座り込み、しばらく立ち上がることができなかった。その後、表彰式が始まると悔しさがこみ上げてきたのか、目には涙が浮かんでいた。

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