今大会でも輝きを放ったメッシ Photo/Getty Images
敗戦でも色あせない伝説
アルゼンチン代表は20日(日本時間)、スペイン代表とのワールドカップ決勝で延長戦の末に0-1と敗れ、連覇を逃した。しかし、母国アルゼンチンでは敗戦を嘆く声以上に、最後のワールドカップを戦い終えたとみられるリオネル・メッシを称える声が広がっている。
同紙は、試合終了後にうつむくメッシの姿について、「私たちはまだ、この光景を見る覚悟ができていなかった」と表現。それでも「彼のワールドカップでの物語は、この敗戦で終わったのではない」と強調している。
記事では、2022年カタール大会決勝でフランス代表を破って悲願の優勝を果たした瞬間こそが、メッシの物語の真のエンディングだったと指摘。当時、家族を見つめながら「もう十分だ」というような仕草を見せた場面や、「これ以上望むものは何もない」という趣旨のコメントを振り返り、「あの日、すべては完結していた」と記した。
さらに2026年大会については、「映画で言えばエンドロール後のワンシーンだった」と独特の表現で回顧。「もうタイトルを獲得するためではなく、自分自身とファンへ最後の笑顔を届けるためにプレイしていた」とメッシの心境を推察している。
また、大会中にピッチ内外で絶大な存在感を示したことに触れ、「報道陣と気さくに接し、仲間と笑い合い、モナ・ヒメネスの曲を歌って、美しいゴールを決めた。すでにカーテンコールを終えた名優が、ゆっくりと舞台を去るような時間だった」と評した。
スペインに敗れ、最後のワールドカップを優勝で締めくくることはできなかった。それでもアルゼンチンでは、この敗戦がメッシの伝説を傷つけるものではなく、2026年大会そのものが「偉大なキャリアの美しい後日談」として受け止められている。

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