◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・増田陸―同級2位・比嘉大吾▽WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座決定戦12回戦 同級3位・寺地拳四朗―同級4位イスラエル・ゴンサレス▽WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・岩田翔吉―同級1位・エリック・バディージョ(7月20日、東京・両国国技館)

 WBO世界スーパーフライ級王座決定戦で前WBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(34)=BMB=と対戦するWBO世界スーパーフライ級4位イスラエル・ゴンサレス(29)=メキシコ=が14日、東京・新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。

 この日はシャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちを各1ラウンドずつと軽め。

2023年の来日前に入れた右腕の日本人女性のイラストと左首筋に掘られたカタカナの『アスラエル』という「自身の名前」のタトゥーには大筋の汗が流れ続けた。

 練習前にはトレーナーのハコブ・ナハル氏、エリック・メルカド氏らと記者会見に臨んだゴンサレスは「コンディションはとても良い。試合に挑む準備はできている。チームのモチベーションは最高潮だ」と話し、拳四朗については「リスペクトしている。偉大な選手で、世界王者に2度なって、3階級目を狙っている事も知っている。とても厳しい戦いになるだろうが、何が起きても大丈夫なように準備してきたし、(勝つ)自信はある。常に頭の中の戦略があり、それに基づいて冷静に戦う」と力を込めた。

 “チーム・パンダ”の由来となった、カンフーパンダに似ているというナハル・トレーナーは「王者になるために来た。寺地選手はリスペクトしているが、地元にベルトを持ち帰りたい」と自信を見せた。ヒキピルコという場所で「標高2900メートルの高地で5か月滞在してトレーニングした。高地トレの効果はあると思う。スタミナもついたし、体調管理もしっかりできた」とゴンサレスは笑顔で話した。

 ゴンサレスは、同級で20年10月に元世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)、22年9月に世界3階級制覇王者ジェシー“バム”ロドリゲス(米国、帝拳)に挑戦するなど4度世界王座に挑んだが、いずれも敗北。今回が5度目の世界挑戦となる。「これまでの4回はリズムをしっかり作れなかった」のを敗因に上げた。日本では19年12月に大阪で石田匠(井岡)とIBF世界同級挑戦者決定戦で対戦し、判定勝ちしている。また、23年にはバンタム級で世界4団体でトップ10入りする那須川天心(帝拳)のスパーリング相手を務めたこともあるだけに“第二の故郷”でビッグチャンスをつかむ狙いだ。

 ゴンサレスによると、初来日は18年で、「初めて来た時から日本には良いイメージがあり、それ以来、日本が好き。日本の文化は、色々な部分で質が高い」という。腕の日本人女性のイラストやカタカナのタトゥーは「日本の文化の質の高さにたいすることや日本への感謝の気持ち、そしてまた日本に戻って来るように」という願いが込められているという。「4年ぶりの世界戦だが、日本で試合ができるのはうれしい。練習はしっかりできているし、不便なことも不安もない。4年前よりも、もちろん強くなったよ。精神的にも、体力的にも」と不敵な笑顔で会見を締めた。

 戦績は寺地が25勝(16KO)2敗、ゴンサレスが32勝(12KO)5敗2分け。

 興行はU―NEXTで独占ライブ配信される。

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