将棋の藤井聡太王位=竜王、名人、棋聖、棋王、王将=に伊藤匠二冠=叡王、王座=が挑戦する第67期王位戦七番勝負第2局が16日、神戸市北区の有馬温泉「中の坊瑞苑」で前日から指し継がれ、後手の藤井が100手で勝利し、対戦成績を1勝1敗のタイとした。

 先手の伊藤は相掛かりを選択した。

形勢互角のまま封じ手となり、この日は69手目から再開。終盤の攻め合いの末、藤井が同学年の好敵手・伊藤を下した。

 藤井は「(最終盤?)感触の良い手順で、指しやすくなった可能性があるのかなと感じた」と振り返った。一方で「バランスの取り方が分からなくなってしまったので、一局を通して判断、急所をつかむのが難しい将棋だったのかなと感じています」と紙一重の勝利だったと強調した。

 伊藤は「封じ手の局面が思ったよりも自信がなかった。最初の見立てよりもこっちの攻めが細い局面なのかなと感じた」とポツリ。2日目午前の攻防で見落としがあったとして「かなり差がついてしまったと感じていました」と唇をかんだ。

 これで互いに後手番ブレイクの1勝1敗。第3局は29、30日に北海道登別市の「祝いの宿 登別グランドホテル」で行われる。

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