日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長が16日、都内で会見に臨んだ。今月7日、国際オリンピック委員会(IOC)は2030年のフランス・アルプス地域で行われる冬季五輪で、ノルディックスキー複合の除外を決めたが、橋本会長は「私としては、非常にショック」と受け止めを語った。

 ノルディックスキー複合は、人気の低迷や国際的な普及が進んでいないことが理由で、除外された。日本にとっては、五輪でメダル7個を獲得している“お家芸”。橋本会長も「多くのメダルを獲得して頂いて、W杯など全てのシリーズで表彰台を独占する黄金期もあった。日本のお家芸という競技がなくなるのは、非常に残念」とした。ただ「また魅力あるノルディックに生まれ変わることによって、種目として復活するチャンスはあると聞いている。またそういったチャンスがあれば、という風にも思う」と、2034年の可能性に言及した。

 今後は長野県のスキー競技場を強化指定から除外することや、助成金の減少など影響も想定される。JOCによれば、現状ではいずれも未定の段階。ただ五輪競技から外れたことで、関係者には危機感が募る。橋本会長は「選手の強化を、連盟やJOCが連携して、より素晴らしい選手があの場から育成されていくように、お手伝いができれば」とサポートする姿勢を示した。

編集部おすすめ