俳優の岸谷五朗が16日、東京・渋谷区のシアター・アルファ東京で主演舞台「ジャコメッティのように」(同所=17日~8月2日、大阪・ABCホール=8月13~20日)の取材会を行った。

 1900年代に活躍したスイスの彫刻家・ジャコメッティの人間模様をモチーフにした岸谷のオリジナル作品。

「我々のエネルギーを集結させている。できれば海を渡り世界の皆さんに見てもらえるように成功したい」と誓った。

 同作は自身が発足させた演劇プロジェクト「PRIME VINsTAGE(プライム・ビンテージ)」の一環として上演。同プロジェクトには小劇場への熱い思いが込められており「20代の芝居をしたくて仕方なかったときに受け止めてくれたのが小劇場でした。大きな劇場を追いかけつつ、いつか小劇場に戻れると思っていたら戻れなくなっていた。60歳を過ぎた今、たくさんの劇場で培ってきたことを小劇場で感動を届ける作品ができるのではと思い旗揚げしました」と熱弁した。

 キャパシティーが小さくなる分「苦しいのは予算」と説明。小道具などは自ら自宅から持ち込んだものもあるといい「この世界を作り上げるにはどうしたらよいか、考え出すことが大事。そういう技が40年にわたって芝居、演出をやってきて身についたかなと。それを一気にまとめ上げることができるようになったのかなと思います」とうなずいていた。

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