新体操の世界選手権(8月、ドイツ・フランクフルト)に向けた壮行会が30日、都内で行われ、日本代表「フェアリージャパン」のメンバーが出席し、新プログラムを発表した。

 今大会で、3位以内ならロス五輪の代表枠を手にできる。

今年の団体総合は、ボールとフープ(3)+クラブ(2)で争われる。ボールのテーマは「忍者」で、忍者が持つ静と動、強さとしなやかさ、仲間との調和や緊張感をボールならではのスピード感とフォーメーションで表現している。また、フープ+クラブでは、映画「ワイルド・スピード」シリーズの楽曲を使用してスピード感と迫力のある作品に仕上げてきた。

 田口久乃主将は「一番は自分たちが目標としているのは、世界選手権で金メダルを獲得して、オリンピックの枠をつかむということなんですけど、1年を通してたくさんの方々に支えられて応援してくださっているので、感謝の気持ちを忘れずに、一緒に頑張った仲間を信じて、最後は自分に打ち勝って、本番思い切って楽しめたら一番の成果かな」と誓いを立てた。

 テーマの忍者に対しても「私たちが知っている忍者は(アニメの)忍たま乱太郎、ナルトとかそっちしか世代的にはないんですけど、より自分たちが表現するってなった時に、誰かを思う気持ちだったり、慈しむ気持ちだったりを入れるために、時代劇、韓国ドラマを見たりしていろいろ取り入れている。あと、日本舞踊のすり足とかユーチューブでみたりして、自分のなかに落とし込んで表現しています」と自分なりの解釈で演じている。

 フェアリージャパンは、24年パリ五輪出場権を取れず、5大会連続の五輪出場を逃す悔しさを味わった。2年後のロサンゼルス五輪に向け、再起を図った昨年の世界選手権団体総合で史上初の金メダル。種目別のリボンでも銀メダルを手にし、成長の跡を示してきた。チームを長くけん引してきた鈴木歩佳が引退し、新たなチームとなったが「コミュニケーションを取れていない選手がいたら自分から声をかけて、ラフで話せるところに一緒にいって、試合に向けての気持ちだったりとか、練習でこういうふうにしてほしいという声かけだったりとか引き出しを増やせるためにいろいろとこの一年は行動してきた。私もコミュニケーションが苦手だったけど、自分から積極的にできるようなったので自分の中でも一歩成長できた」と田口主将。チームでひとつひとつ階段を上り、一丸で世界と対峙(たいじ)していく。

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