◆第108回全国高校野球選手権大会第5日 ▽1回戦 花巻東4―2新田(9日・甲子園

 4年連続14度目出場の花巻東(岩手)が新田(愛媛)に競り勝ち、2年連続で初戦を突破した。高校通算34発を誇るプロ注目スラッガー・古城大翔主将(3年)が、木製バットを駆使して2安打を放ち、3得点と黒土のダイヤモンドを疾走した。

 古城は「4番・一塁」でスタメン出場。2回先頭、2ボール1ストライクからの4球目、右腕・築山朔弥のストレートを中前に運ぶチーム初安打。2死二、三塁から斎藤蒼梧(2年)の左前適時打で先制のホームを踏んだ。

 4回1死の第2打席は死球で出塁し、2点目を刻んだ。6回先頭の第3打席では、築山の初球カットボールをフルスイング。打球は大きな弧を描き、あとわずかでスタンドインのど迫力。左翼手のグラブをかすめる左越え二塁打となった。2死三塁から久保村冠太(2年)の左中間適時二塁打で生還。3得点と活躍した。

 先発した左腕・萬谷堅心(3年)も粘りの投球でゲームメイクし、後続も粘投。相手にリードを許さなかった。試合後、佐々木洋監督は「萬谷は指がつっていた」と明かし、「やっぱり四国チャンピオンの強打のチームでしたので、いつ点数を取られるかと思って最後の最後までハラハラしていました」と振り返った。

 古城は1年夏から4番を任されており、NPB通算525本塁打のレジェンド・清原和博氏(58)がPL学園(大阪)時代の1983年夏から85年夏にかけて達成して以来の、甲子園で5季連続4番を務めた。父は日本ハム、巨人の内野手として活躍し、現在はハヤテベンチャーズ静岡のヘッド兼野手総合コーチを務める茂幸氏だ。

 将来性豊かな強打者が引っ張る花巻東が、まずは今夏1勝をマークした。

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