◆中京記念追い切り(12日・栗東トレセン)

 サマーマイルシリーズ第3戦、第74回中京記念・G3(同、中京)で重賞初制覇を目指すナムラコスモスは12日に追い切り、田口貫太騎手(22)=栗東・大橋厩舎=を背に栗東・CWコースで7馬身先着と圧巻の動きだった。

 しなやかなフォームが目を引いた。

ナムラコスモスは、栗東・CWコースでクリノセーラーマン(3歳1勝クラス)を追走すると、楽な手応えのまま直線に向き、並びかけると馬なりのまま、7馬身突き放してフィニッシュした。時計は6ハロン83秒3―11秒3。相手が動かなかったにしても、圧巻の先着だった。騎乗した田口は「前に目標を置いて、動きもスムーズ。しっかりと仕上がりました」と笑顔をみせた。

 デビューからここまで7戦全て手綱を執ってきたからこそ、成長を実感している。前走の桜花賞は、いつもよりも後ろの位置になったが、0秒6差の6着。2着馬から0秒2しか差がなかった。「強いメンバーを相手に脚を使ってくれた。改めて力があるなと思いました」と鞍上は評価した。

 桜花賞は1勝クラス、チューリップ賞と連戦してきたことで、坂路での最終追い切りだったが、ひと息入れた今回はCWコースでしっかりと負荷をかけられた。「フレッシュさもありますし、夏の暑さにも負けていません」と状態も申し分ない。

 昨年の中京記念は、3歳馬のワンツー決着だった。勝てばJRA重賞初勝利となる田口は「自在性が持ち味。真面目な牝馬で、いつも一生懸命に走ってくれる。まだ3歳ですし、秋につなげる競馬をしたいですね」と期待を込めた。ひと足早く、秋桜(コスモス)が開花宣言する。(山下 優)

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