◆第46回新潟2歳S・G3(8月23日、新潟競馬場・芝1600メートル)=8月17日、美浦トレセン

 シャンデヴァーグ(牝2歳、美浦・森一誠厩舎、父ロードカナロア)は、6月に行われた新馬戦を勝利。母が19年に報知杯FRを制したプールヴィルという血統馬が、無敗のタイトル取りに挑む。

 着差以上の完勝だった。6月13日の東京マイル戦はわずか鼻差だったが、道中はしっかりと折り合い、大外からジーティーキャリーをねじ伏せるように競り落とした。最速となる上がり3ハロン33秒4を繰り出した、雄大なストライドは大物感十分。森一調教師は「操縦性が良くて、かなりのスローでも折り合いがついて脚が使えたのがいいところでした」と振り返る。新潟替わりについても「直線が長いコースは合っていると思います」と高い適性を感じ取る。

 1週前追い切りでも、さすがの脚力を見せつけた。美浦・Wコースで津村騎手が騎乗。水分を含み重くなった馬場をものともしない、パワフルなストライドを披露した。ラスト1ハロン11秒2はこの日の2歳馬では最速タイ。びっしりと追われて、僚馬を並ぶ間もなくかわし去った内容は圧巻だった。鞍上は「馬場が悪い中だったけど脚を取られずしっかり走れていた。新馬戦の後はテンションが上がるかと思ったけど、落ち着きがあって雰囲気はいい方に来ている」と順調ぶりを伝えた。

 昨年騎乗したリアライズシリウスは、このレース勝利から共同通信杯V、皐月賞2着につなげた。「ここを勝てば夢が広がる」と連覇へ向け、自信をにじませた。(石行 佑介)

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