競泳のパンパシフィック選手権(米アーバイン)で男子1500メートル銀メダルの今福和志(枚方SS)が17日、羽田空港に帰国した。日本新記録で日本勢20年ぶりのメダルを獲得した19歳は「やっとベストが出て、日本新が出て、素直にうれしい気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。

 昨年3月の日本選手権で同種目11年ぶりとなる日本新をマークし、初代表切符をつかんだ今福。ただ、夏の世界選手権(シンガポール)では体調不良にも陥り、予選15位に終わった。今年3月の日本選手権では、今大会5位に入った田渕海斗(尼崎SS)に日本記録を更新されて2位。国際大会で雪辱を果たした結果も「2番に満足せず、次に目指すべき場所が見えた」とどん欲に語った。

 2012年ロンドン大会以降、五輪への出場すら叶っていない男子1500M自由形。世界から遅れを取ってきた同種目のパイオニアとなりつつある今福は「無理だ、と言われる方が燃える」と、胸中を明かした。大会前の高地合宿中、他選手が約15分間取材を受ける中、自身は5分ほどで終わったという。「僕自身は、注目されていないと思って。逆にそれが、力になったというか。ちゃんと結果を出して、ここ(取材の場)に立てるように頑張ろうと思いました」と、反骨心を力に変えてきた。

 28年ロス五輪出場、決勝進出とメダル獲得を目指す今福。パンパシ水泳に出場していない欧州勢も含めれば、14分26秒の世界新を筆頭に14分30秒台もズラリとそろう。

「同い年のドイツの選手が14分26秒を出していて、それを聞いた時は衝撃的だったけどそこまでいかないと五輪のメダルはないと思っているので。2年後に、14分30秒を切れるように練習していきたい」と、更なる進化を誓った。

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