◆サマー2000シリーズ第5戦、第62回新潟記念・G3(8月30日、新潟競馬場・芝2000メートル)

 NHKマイルCを制したロデオドライブ(牡3歳、美浦・辻哲英厩舎、父サートゥルナーリア)が初の2000メートルに挑戦する。相手はG1馬4頭をはじめ、歴戦の古馬。

ここで結果を出せば、秋がますます楽しみになる。辻調教師は「今後の可能性を広げるうえで、この舞台を選びました」とサマー2000シリーズ最終第5戦への参戦の意図を明かす。

 ここまで全てマイル戦を使い、4戦3勝、2着1回。NHKマイルCは上がり最速33秒3の末脚で、後方からライバルたちをねじ伏せてG1初勝利を飾った。同レース史上最少キャリアタイの4戦目でのV。辻師は「ここ2戦は疲れがあるなかでの競馬でした。前走はよく頑張ってくれました」と振り返った。

 今回は400メートルの距離延長が、ポイントとなる。未経験の距離克服のため、中間の調教は我慢を覚えさせることに主眼を置いている。2週前、1週前追い切りともに3頭併せの最後方から内から追走。トレーナー自ら手綱を執って折り合いを確認した。「競馬のさせ方次第で距離はこなせると思います」と手応えをつかんでいる。

 新たな鞍上に心強いパートナーを迎える。22日から日本での騎乗を再開し、先週札幌で3勝を挙げて94勝でリーディングトップに再び躍り出たクリストフ・ルメール騎手=栗東・フリー=だ。昨年はエネルジコで半馬身差の2着になっており、今年も3歳馬で同レース初制覇を目指す。別定戦の今回、1年以内にG1を勝っているため、斤量は57キロ。重賞を勝っていない古馬のダノンシーマと同じ斤量で戦うなど、楽な条件ではない。秋のさらなる飛躍に向け、初めての距離、初対決の古馬、別定57キロと全ての壁を乗り越え、結果も内容も求めたい一戦だ。(三戸 達也)

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